マニュアル(Manual)講座 −−新版作成中−− 伸びる企業はマニュアル上手
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1. マニュアルとは
2.マニュアルの役割
3. マニュアルの作り方
4.業務分析
8. 教育・訓練マニュアル
10. マニュアル・メーカー編
11. マニュアル文章
12. マニュアルの図解表現
13. マニュアル有効活用
14. マニュアル事例
15. マニュアル作成ツール
16. マニュアルセミナー
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03 マニュアルのつくり方更新:Tuesday, 20 June, 2017 マニュアルの作り方には,「こうすべきだ」,あるいは「こうしなければいけない」といった,普遍的な原理・原則・や定石は,ありません。しかしながら,マニュアルの作成目的や用途などを明確にすることなく,いきなりマニュアル作成に取りかかるのは,設計図なしに家を建てるようなもので無謀です。
3−1 企画工程 まず,マニュアル作成の目的,マニュアルに対するニーズを確認し,どのような開発体制でマニュアルを作るかといった開発方針を打ち出します。 @前提条件の確認マニュアル作成の前提として,5WIHなどを使い以下の点を確認します。 Aマニュアルの体系化を検討する一冊のマニュアルに,あれもこれもと数多くのことを詰め込むのは,内容構成上のみならず,ページ数も増えることから,取り扱い上からも好ましいことではありません。 ◆業務処理要領・業務マニュアル&事務処理要領・事務マニュアル 会社や組織で行われている一連の行動、行為を「業務」といいます。たとえば、「受注」という業務は、「お客からの注文を受付る」「在庫の有無を調べる」「在庫切れの場合は発注手配する」「在庫がある場合は,納品の手配をする」といった一連のことがら行われます。そして、それぞれのことがら(機能)を果たすためには「データベスで在庫を確認する」とか「発注に向けて注文書を起票する」といった,「事務」が行われます。
このように,業務目的を遂行するための手段として,「事務」が行われます。 3−2 設計工程設計工程段階では,マニュアルに盛り込む内容構成を検討します。検討手順は,@マニュアルに盛り込む項目・要素の検討→A内容構成(もくじ)の検討→B形態・様式の決定の順です。 @ 業務設計 ……マニュアルに盛り込む内容(項目)の検討 企画工程の情報に基づき,マニュアルで取り扱う内容(項目)を洗い出します。なお,業務マニュアル作成の場合は,対象業務(タスク)の洗い出しを行い業務体系を明らかにするとともに,業務遂行の目的,達成状況(水準)を確認します。
A 内容構成の検討(構成設計書の作成)マニュアルに盛り込む項目を検討し,その内容を構成設計書としてまとめます。 B企画の妥当性検証 マニュアルの内容構成が,「マニュアルの作成目的にかなっているか」,「関連法令,社内基準への準拠性」「業務の効率化・効果への貢献」を検証します。 C 形態・基本様式の決定1)目次の作成 3−3 制作工程マニュアルの制作方法は,@担当者自身がつくる,Aプロジェクトチーム方式の組織横断的な取り組み,Bシステム部などの専門部署が作成,C外部委託の4つの方法に大別されます。 @ 担当者各自が,マニュアルを作成する場合 担当者自身が担当業務のマニュアルを作成する場合は,業務に精通・熟知していることから的確な内容が期待できます。 A 専門部門で制作の場合 システム部門,教育部門,企画部門などスタッフがマニュアル制作に当たる場合の利点と留意点は次の通りです。 ◆マニュアルの作成手順┌─────────────────────┐┌作成目的 │1 作成目的の確認 ├┼対象業務 └─────────────────────┘└アニュアル体系 ↓ ┌─────────────────────┐┌使用者像 │2 使用者(読者)分析 ├┼使用者のレベル └─────────────────────┘└使用者のニーズ ↓ ┌─────────────────────┐┌対象業務 │3 調査分析 (必要な情報の洗い出し) ├┼業務内容 └─────────────────────┘└問題点 ↓ ┌─────────────────────┐┌業務体系 │4 業務改善・改革 ├┼改善 └─────────────────────┘└改革 ↓ ┌─────────────────────┐┌─原稿執筆 │5 マニュアル制作 ├┼─編集 └─────────────────────┘└─印刷・製本 ↓ ┌─────────────────────┐┌─教育 │6 マニュアルを使っての教育訓練 ├┤ └─────────────────────┘└─訓練 ↓ ┌─────────────────────┐┌─評価 │7 評価・運用 ├┼─改定 └─────────────────────┘└─保管
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